イボタノキは九州から北海道に分布する落葉低木樹、5月から6月にかけて
白い花をつける。
イボタノキに寄生するイボタロウムシと言うカイガラムシノ幼虫の分泌物からとれる蝋を
加熱溶解して冷水で凝固させると、参考写真④のような製品ができます。
融点が高いので夏でも溶けてベタつくようなことは有りません。
イボタロウの主な利用方法
ふすま 障子 建具などの敷居のすべり用に利用されます。
現在敷居にイボタロウをしくことは少なくなりました、
ろうそくの蝋ですと気温の上昇によりとけてほこりなどをつけてしまいます。
一般住宅ですとビニールの敷居すべりが利用されています。
又掛軸の作業の中のうらずりをする前にぬります。
家具などの艶出しにも使われているようです、
引き出しのすべりをよくするためにもつかわれています。
その他木製品の艶出しにつかわれます。
電動ドリルが使われていないころ木ねじを締めるときに
硬くて入り難い場合にねじの溝にイボタ蝋をつけると、
楽にねじを締めることができます.
和名
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イボタノキ |
学名
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Ligustrum obtusitoliom
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所属
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モクセイ科 イボタノキ属
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横浜市児童遊園地内の植物
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