掛け軸修理・修復

古く傷んだ掛け軸や額の修理と修復をいたします、掛け軸表装と額のことなら
どの様なことでも当店に相談ください。
1級表装技能士により1幅から手作業により丁寧に仕上げます。

これは修理できないくらい傷んでいるので処分をと考えているようでしたら
処分する前に一度当店に相談ください。
先祖から伝わる古い掛け軸や修理が必要な想い出の作品の
修理はお任せください。
又廻りの布が古くなり汚れている、書画に染みやカビなどがあるなどの掛軸も
再表装することにより新しくなります。

掛け軸の主な修理は掛軸自体が古いため布が破れて飾ることができない、
又カビの発生や染みによる掛け軸の傷み、
書画に折れが入っているなどがあります、これらの修復をいたします。
掛け軸の紐取替、軸先の修理、
寸法詰め、新しい書画と古い書画や刺繍
の裏打ちなども致します。

雨染み、カビなどの染み抜きと洗いをいたします

雨染みやカビなどが掛け軸に発生しましたら早く処理をすることをお勧めいたします、
時間がたつと落ちにくくなります、当店では古さを残した洗いもいたします。
染みが完全に取れない事もあります、染みが取れた画像4枚を参考にUP
していますが本紙が傷みそうなときには完全に取れない状態でも作業は終わりにします。

しみ抜き前の扇面

片岡球子先生の紫陽花
ひどく染みになっています。
台紙に貼っていたので剥した状態です。

しみ抜き後の扇面

染み抜き後の扇面完全に
シミは取れました。
染み抜き作業が終わり本紙を敷き干してる状態です
この後裏打ちをします。

しみ抜き前の掛軸
染み抜き作業前
雨染みの出た書です。
しみ抜き後の掛軸
しみ抜き作業後
完全に染みは取れています。
洗い前掛け軸
洗い作業
古い汚れた掛け軸

洗い作業後の掛け軸
洗い作業後
きれいになった掛け軸

掛け軸の折れ

とても古い掛軸です、本紙部分にたくさんの折れがができています、
このままの状態ですと折れたところから本紙が破れてしまいます。
見た目も悪くこれ以上ひどく折れるようですと修理に時間と費用がかかります。
このように折れなどが出ないように掛軸を保管し取り扱いに注意をすることは大切です。

掛け軸の折れ
折れ伏せ修理前
掛け軸の折れ修理後
折れ伏せ作業修理後

古い掛軸によくある折れが出た状態です。
古い掛軸ですので本紙にたくさんの折れがでています。
絵具も剥落しています、
少しでも色落ちしないように定着材処理します。
廻りの裂を裁ち落として本紙の折れを直します。

折れ伏せした掛け軸

古い裏打ち紙を剥して肌裏の状態で細く切った和紙で折れふせをします、
仕上げたとき同じところに折れができないようにします。
この後2回裏打ちをして掛軸を仕上げます。
このように折れくせが着いた掛軸には太巻きの桐箱を使い少しでも
折れないようにします。

掛け軸の表装価格

表装代金 ¥45000-より承ります
作品の大きさや形式や材料により金額は変わります。
表装は手作業にて仕上げます。

本紙修理は別料金になります、作品の各作業の費用は個別に見積もりします。
掛軸の状態により違いますのでそのまま新しく表装する場合と
新しく桐箱を作るなど色々なあります。
寸法により金額が違いますので掛軸に合わせた寸法の見積もりをいたします。

掛け軸のシミ抜き価格

染み抜き、洗い ¥15000より  作品の大きさや形式や材料により金額はかわります

お店に来られないお客様には当店から伺います過去の仕事の掛軸や額などの
画像を見ていただけます。
遠方のお客様の場合は宅急便にてお送りください品物が届きましたら
即着荷の連絡をいたします。
掛軸を見てから正式な見積金額と作業内容の説明をいたします。

書道と絵画などの裏打ち

書道や絵や刺繍などの裏打ちをいたします。自作の作品の保存のためにも
裏打ちは大切です、画仙紙などはとても薄いので傷みやすい紙です
作品の裏から和紙で裏打ちをいたします。

和紙で裏打ちをすることにより折れや皺など伸ばして平らな
状態にします。
水性のインクなどで書かれた作品は裏打ちできません。
一枚から承ります金額は作品の大きさや状態により
変わります、お問い合わせください。

電話又はメールで見積もりいたします

お値段は大きさ、掛軸の状態、使用する材料により大きく変わります。
お電話又はメールを頂ければ丁寧に説明させて頂きます。
メールでしたら画像を添付してください、
表と裏の画像が必要ですそれと高さと横幅の寸法をお知らせください。
お客様の予算に合う提案をさせていただきます

掛軸を額装にいたします

掛軸だと床の間がないので飾れない大切な掛軸なので処分したくないなどの場合
書画を生かして和室にも洋間にも飾れる額装をお勧めします。
すべての額にアクリル板を入れますので作品の保護になります
又ガラスと違い割れることもありません。

掛軸からの場合には作品の部分を掛け軸から切り抜き
掛け軸の時の古い裏打ちをすべて剥し
新しく和紙にて裏打ちをして額装ができる状態にします。
染みや破れや傷みがある場合には
染み抜きや洗い本紙の補修などします。

額装もすべて作品に合わせて作りますので規格外の作品寸法でも製作いたします。
下の画像の掛軸はお客様が選んだ額ですマットも本紙にあう布を使っています、
絵に合った縁色で布も落ち着いた感じの裂です、

落としタイプになっています、
内面金は金箔です。
作品に合わせて額縁の形、色、マット布を選べます。

詳しくは額の修理に書いています。
(本紙とは書画作品のことです)

古い掛け軸
古い掛け軸
掛け軸を額装
掛け軸から高級

古く汚れた掛軸ですが作品部分の
古い裏打ち剥して新しく
裏打ちをいたします。
古いものですが染みや破れなどないので洗えばきれいになります。

新しく裏打ちして本紙を洗いアクリル入りの高級和額にしました。
隅丸漆塗り内面金の落とし型に仕上げています。
古い掛軸も床の間が無くても額装をすることにより
和室の壁面や洋間にも飾ることができます。
アクリルが入っていますので当って絵が傷つくことがありません。